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暴露★(7/7)

上半身を寝かせ、腰を突き出した格好にさせる。
腰の辺りから、本来の目的を見失ったジェルを垂らし、尻の割れ目に伸ばしていく。
やがて達した穴を、浅く解すように指先で弄る。
「ここも、感じるんですか?課長」
「・・・そこ、は」
「あの男には、突っ込まれたんでしょう?」
「して、ない・・・そんな」
爪の先を僅かに入れると、酷く窮屈な締め付けが感じられる。
強張る尻の感触が、その経験の無さを訴えているようだった。
「じゃ、試してみましょうよ。どんなもんか」

彼の物になった電動歯ブラシの柄に粘液を纏わせて、割れ目に沿わせる。
「頼む・・・」
懇願する声は、俺の気持ちを後押しするだけだった。
やや丸みを帯びた先端を穴に押し付け、解すように何回か擦りつけた後、少しずつ沈み込ませる。
「力、抜いた方が良いですよ?」
苦しげな声を上げる上司の背中を、衣服の上から撫でる。
小刻みに震える身体は、今にも崩れ落ちそうだった。
徐々に潜り込んで行く白い物体。
彼の声が訴えるものが、苦痛だけでは無くなるのに、それほど時間はかからなかった。

半分ほど入り込んだ柄を、捩じる様に動かしてみる。
「結構入っちゃいましたね」
背中を反らし気味に上半身を軽く起こして刺激に耐える彼は、荒い息を上げる。
緩やかに出し入れを繰り返すと、それに合わせるように、腰が浮いて来る。
締め付けが和らぎ、抵抗がそれほど無くなって来た頃
自身の身体を支えるように壁を掴む彼の手を取り、物体に沿わせた。
「どうすれば良いか、分かりますよね?」

風呂の縁に腰掛け、上司の痴態を後ろから眺める。
戸惑いが振り切れたのか、快楽を求める動きはスムーズになり
抜き差しされる度に漏れる声は、いやらしさを増していく。
張りが若干弛んだモノからは、液体が雫になって床へ落ちていった。
「折角だから、電源、入れてみましょうか」
その声に、一瞬動きが止まる。
浅い溜め息をついた彼は、スイッチに手をかけ、辱めを受け入れる。
低い振動音が聞こえ始めると、その上半身が壁にもたれかかっていった。
間を置かず、膝が折れ、床に手をついたまま刺激に耐える上司。
機械的に跳ねる身体が、気分をますます高揚させる。
そろそろ、我慢も限界に達していた。


彼の傍らに立ち、前髪を掴んでこちらを向かせる。
焦点の定まらない視線が、俺の身体をくすぐった。
「夏目課長の恥ずかしい格好見てたら、こんなんなっちゃいましたよ」
目の前に、ジーンズの中で膨らんでいるモノを突き出す。
「処理して、貰えませんか?」
俺を見上げる眼差しに、抵抗の文字は、無い。
無意識の内に、顔が緩んだ。

ベルトに手がかかり、ジーンズの前が開けられる。
剥き出されたモノは、自分でも驚くくらい勃起していた。
彼の舌が先端を這う。
生温い、湿った感覚が、快感となって背筋を走った。
思わず漏れた吐息が合図になったのだろうか、彼は部下のモノを咥え、頭を動かし出す。
その様子を見下ろしながら、優越感に包まれた快楽に溺れる。

絶頂が近くなり、前後に動く彼の頭を押さえつける。
「しっかり、喉、開けてて下さいね」
そのまま、腰を動かし、喉の奥までモノを突き立てた。
感じたことの無い感触が、全身を痺れさせる。
悲痛な呻き声を上げる彼の喉が痙攣する度、それが新たな快感になっていく。
頂点に達する瞬間、口から抜き出し、目を固く閉じて悶える彼の顔に向かって射精する。
自らの精液で汚されていく上司の顔を見ながら、信じられないほどの満足感に包まれた。


彼の前にしゃがみ込み、薄目を開けたその顔を、液体を塗り広げるように撫でる。
白濁した液に塗れた唇に、指でなぞると、彼はその指をおずおずと舐め始めた。
「部下のザーメンの味は、如何ですか?」
相変わらず何も言葉を発しない口は、まるで味わうように指を舐り続ける。
下半身に手を伸ばすと、疼くモノが痛々しいほど張り詰めていた。
未だ潜り込んだままの振動体は、すっかり彼の腰を砕いているようで
時折小さく跳ねる腰が、彼の身体の緊張具合を示していた。

風呂の床に四つん這いにさせた状態で、歯ブラシをゆっくりと出し入れする。
「ここだけで、イけるもんなんですかね?」
モノには手を触れず、徐々にストロークを激しくしていく。
頭を振りながら全てに耐える彼の身体は、一気に上り詰めているようだった。
程なく、上ずった声が空間に響き、彼は床に精液をぶちまける。
弛緩したその身体が、床に堕ちて行った。


皺だらけの服を脱がし、壁にもたれかかるように立たせた身体に、シャワーの湯を掛けていく。
濡れた顔に手を添えると、張り付いた前髪の下にある虚ろな眼が、俺を見た。
ゆっくりと顔を近づけ、唇が触れる直前で動きを止める。
「どうして欲しいですか?課長」
少しだけ開いた口が、震えながら息を飲み込む。
「・・・キス、して・・・くれないか」
唇を重ね、舌を呼ぶ。
素直に差し出される彼の舌を、じっくりと舐り回す。
喘ぐような吐息が、再び脳の中を刺激して行く。
「そんな声出して、まだ、足りないんですか?」
問に答えない彼は、俄かに視線を俺から外す。
彼の身体の疼きが、俺との僅かな距離を伝播してくるようだった。
「・・・じゃあ、もっと、見せて下さい。あなたの、全てを」

□ 36_暴露★ □
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□ 72_虚飾★ □
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コメント

非公開コメント

No title

とてもよかったです

続編を強く希望します

ありがとうございます。

リクエスト頂きまして、ありがとうございます。

頂きましたリクエストに関しましては、お時間を多少頂くことになりますが
必ずお応え致します。
(公開できるのは2ヶ月程度先になると思います)
お待たせして申し訳ございませんが、何卒宜しくお願い致します。
Information

まべちがわ

Author:まべちがわ
妄想力を高める為、日々精進。
閲覧して頂いた全ての皆様に、感謝を。

2011-3-12
東日本大震災の被害に遭われた方に
心よりお見舞いを申し上げます。
故郷の復興の為に、僅かばかりにでも
尽力出来ればと思っております。

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