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暴露★(6/7)

洗面台と一緒になった狭いユニットバス。
互いに服を着たまま、その中に立つ。
壁に肘をついた上司の身体に、背後から手を伸ばす。
Tシャツの上に黒いシャツを羽織っただけの彼の上半身は、僅かに震えていた。

襟元を広げ、うなじに軽く吸い付く。
耳の後ろの方へ向かって舐っていくと、彼の頭が段々と沈み込んでいく。
胸元を弄る手に吐息がかかり、その身体が昂っていく様子を直に感じた。
右手を彼の顎にかけ、上を向かせる。
中指を唇に這わせると、その口が指を包み、濡れた感覚が指先に走る。
もう一方の手をTシャツの中に差し入れ、直接肌を撫でていくと
指先への刺激が、激しく、深くなっていった。

妖しく動く舌を指で軽く押さえつけながら、硬くなり始めた乳首を摘むと
眉間に皺を寄せながら、咳き込むように苦しげな声を吐いた。
繰り返すほどに、肩が揺れ、身体の角度が徐々に傾く。
閉じられない口からは、震える息と共に涎が垂れる。
指を抜き、濡らされた手の甲を口の前に差し出すと
汚してしまったことを詫びるように、彼は静かにそれを舐め取った。
俺の中の支配的な感情が、その行為で更に増長する。


胸の上までたくし上げたTシャツの裾を咥えさせる。
洗面台に置いてあったシェービングジェルを手に取り、痩せた胸板に塗り広げていく。
滑りのある、ひんやりとした触感に、身体を支える彼の腕は緊張しているようだった。
刺激を待ち侘びる突起を指で弾くと、悶えるように頭を振る。
突き出されてくる彼の尻が俺の股間に触れると、憚るように腰を引く。
腕の中の上司は、着実に、快楽へ落ちて行っていた。

ベルトを外し、チノパンの前を開ける。
粘液がついたままの手を、腹から下腹部へ滑らせ、撫でつける。
トランクスの縁をなぞる様に腰周りをまさぐりながら、尻の方から中へ手を潜り込ませた。
尻を掴んでこちらへ突き出させ、足の付け根を辿って前へ手を伸ばす。
既に張り始めたモノを根元から擦り上げると、待ち兼ねたような声が喉の奥から響いた。

邪魔な衣服を膝の辺りまで下げ、剥き出しになったモノに、直接ジェルを落とす。
玉を弄りながら、ゆっくりと扱いていくと、卑猥な音が立つ。
うな垂れた頭がユニットバスの壁にもたれかかり、荒い鼻息の音が、辺りに充満した。
「・・・私で、抜いたりするんですか?」
その問に答えようとしない彼は、けれど、自らの身体で示してくれる。
言葉に反応するよう、手の中のモノが俄かに興奮していく。
「良かったですね。今日から、ズリネタが増えますよ」
鼻で笑いながら指で先端を擦ると、ジェルとは違う液体が染み出てくるのが分かった。


本来ならこんな使われ方はしないだろう物を、手に取る。
それを虚ろな目で見ていた上司は、たじろぐような表情を浮かべた。
「あいにく、悦ばせる様な玩具は持ってないんで。これで我慢して下さいね」
目的が異なるだけで、こうもいかがわしく見えるもんなんだろうか。
スイッチを入れると、先端のブラシが軽く振動を始める。
汗ばんだ首元に当てると、全身が一瞬痙攣し、呻くような声が出る。
下へ移動するにつれ、息が荒くなり、早くなる鼓動が手を伝わって感じられた。
指とブラシで、乳首の周りを焦らすように弄る。
堪りかねた様な声が、布を通しても尚、大きくなっていく。
一方を摘み上げ、他方にブラシを押し付ける。
耐え切れなくなった口が、咥えていたTシャツを放し、喘ぎの混ざる息を吐き出した。
「そんなに、可愛らしい声、出しちゃうんですね」
「こん・・・な、こと」
「まだ、抵抗するなんて、悪あがきが、過ぎませんか?」
歯ブラシを持つ手を、次の的へ近づける。
何の意味も持たないことは分かっているはずなのに、彼は力なく首を横に振った。

2種類の粘液が絡みついたモノは、完全にいきり立っている。
手で押さえる様に握り、ブラシを先端に当てる。
快感に打ち震える叫びが、空間に響いた。
全体に撫で付けるように転がしていくと、膝が少しずつ崩れ落ちていく。
「もう、これじゃ歯は磨けませんよね」
根元からゆっくりと扱きながら、ブラシの回転を徐々に強める。
「これは、課長専用に・・・しましょうか」
必死で抑えようとしている声が、耳から脳を刺激した。
「電動歯ブラシ見て、身体が疼くように、してあげますよ」
「勘弁・・・して、くれ」
「素直じゃ、ないですね」
ブラシを離すと、先端から糸を引く。
卑猥な照りを纏ったモノが、小刻みに震えていた。
上司が自らの手に落ちてくる様子を見ながら、身体と心が、激しく昂っていった。

□ 36_暴露★ □
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□ 72_虚飾★ □
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まべちがわ

Author:まべちがわ
妄想力を高める為、日々精進。
閲覧して頂いた全ての皆様に、感謝を。

2011-3-12
東日本大震災の被害に遭われた方に
心よりお見舞いを申し上げます。
故郷の復興の為に、僅かばかりにでも
尽力出来ればと思っております。

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